「筑波山地域ジオパーク」誕生!
日本ジオパークとして認定されました
9月9日,日本ジオパーク委員会よりジオパーク認定に関する審査結果が発表され,新たに「筑波山地域ジオパーク」が日本ジオパークとして認定されました。
ここでいう「筑波山地域」とは,筑波山塊から霞ヶ浦に至る6市のエリアのことで,首都圏に近く,市民による自然保護活動が活発で,また多様な研究機関が集中している地域という特色があります。この地域ではこれまで行政や研究者,市民が協働してさまざまなジオパーク活動を行ってきて,当館も参画してきました。この認定で,筑波山地域ジオパークは茨城県では「茨城県北ジオパーク」に続く2つ目の日本ジオパークとなります。 今後は,解説板の設置やジオガイドの養成,観察地の整備や保全などの課題に取り組んでいくことになります。
これに併せて,ミュージアムパーク茨城県自然博物館では,以下のとおり「筑波山地域ジオパーク」の日本ジオパーク認定についての特別展示を行います。
皆さん,ぜひご来館の際はご観覧ください!
展示場所
ミュージアムパーク茨城県自然博物館 第1展示室入り口手前の吹き抜け通路
展示期間
9月10日(土)~10月2日(日)
展示資料
ジオがつくる地質
地形
斑れい岩|筑波山をつくる白亜紀後期の深成岩
細粒花崗岩|加波山をつくる白亜紀末期~新生代初めの深成岩
雪入の燐酸塩ペグマタイト|マグマの活動がつくり出した珍しい鉱物
笠間粘土層|花崗岩の風化と海水準の上昇がつくった粘土層
峰寺山の球状花崗岩|マグマがつくった天然記念物
六斗の古東京湾の貝化石|古東京湾の時代を語る化石
崎浜のマガキ化石|古東京湾の環境を語る化石
ジオが育む地場産業
観光など 笠間焼
純米酒 杉線香
稲田石製品 レンコン(模型)
自然博物館も筑波山地域の調査研究や普及活動を行っています
展示解説書(筑波山展,第1次総合調査展)
総合調査報告書
研究報告 など
問合せ
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
☎ 0297-38-2000
HP https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/