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概要
2023年1月22日(日)に日本地質学会関東支部主催で、オンライン講演会「県の石 茨城県」が開催されます。
この講演会では、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の学芸員による茨城県の岩石・鉱物に関するお話や、筑波山地域ジオパークの専門員によるジオパークの楽しみ方に関するお話を聞くことができます。
一般の方も参加できますので、ご興味がある方はぜひご参加ください。(要事前申込)
プログラム
13:00~13:05 支部長挨拶
13:05~13:50 『茨城県の岩石と鉱物:花崗岩とリチア電気石を中心に』
ミュージアムパーク茨城県自然博物館 小池 渉氏
【講演要旨】八溝山地南部には,白亜紀後期頃にマグマが貫入してできた花崗岩類などが,関東平野に突出した筑波山塊の主要部を構成している.この花崗岩は稲田・真壁地域では古くから御影石として採掘され,地域に根ざした文化・産業が育まれてきたことから,茨城県の岩石に指定されている.また,茨城県北部の妙見山ではリチウムペグマタイトが露出している.リチア電気石はその主要鉱物の1つで,紅,青,緑など多様な色をした柱状結晶として産しており,茨城県の鉱物に指定されている.
13:50~14:05 質疑応答・休憩
14:05~14:50 『茨城県の化石:ここまでわかった古代ゾウステゴロフォドン』
神栖市歴史民俗資料館 国府田良樹氏
【講演要旨】ステゴロフォドンは,新生代中新世~鮮新世の南アジアから日本に生息した,鈍頭歯型の臼歯を特徴とした長鼻類である.これまで産出した化石は臼歯や部分的な下顎骨などが多かったが, 2011年に茨城県常陸大宮市で産出した化石は,保存状態のよい頭蓋化石であった.本発表では,これまで発見されたステゴロフォドン化石について紹介するとともに,現生のゾウと比較をすることでステゴロフォドンの頭蓋や臼歯の特徴を明らかにする.
14:50~15:05 質疑応答・休憩
15:05~15:50 『筑波山地域ジオパークの楽しみ方』
筑波山地域ジオパーク推進協議会 冨永紘平氏
【講演要旨】ジオパークで紹介するものは,岩石や地層だけではありません.その地域の人々の生活や自然と大地の関わりに気づくことができることが,ジオパークの醍醐味といえます.例えばその地域特有の食べ物や伝統産業なども,その土地の地質・地形条件を反映していることがあるのです.本講演では,茨城県南部の筑波山地域ジオパークを対象に,地域の農水産物や工芸品などと大地の関わり及びジオパークの役割をご紹介します.
15:50~16:05 質疑応答
幹事長挨拶(終了)
- 主催
- (一社)日本地質学会関東支部
- 日時
- 2023年1月22日(日)13:00~16:05(入室は12:30から)
- 参加費
- 無料(要事前申込)
- 申し込み期間
- 2022年12月19日(月)~2023年1月11日(水)まで
- 申し込み先
- [専用申込フォーム]からお申し込みください
- 募集人数
- 200人
- その他
- 講演内容の録画記録は禁止
- 問合せ
- 加藤 潔(駒澤大学)
- kkato@komazawa-u.ac.jp