ネギと地形には関係があった!
2022年7月19日(火)に、つくば市ジオパーク室の職員と協議会専門員が、8月に開催する県南地区理科実技研修講座に向けて、つくば市茎崎地区茎崎こもれび六斗の森にある地層のまわりを清掃しました!
県南地区理科実技研修講座は、県南地区の教員が「理科好きで、科学に強い児童生徒の育成を図るため、教師の指導力の向上を図る」ために開催される講座です。今年度は筑波山地域ジオパーク推進協議会に講師の依頼をいただき、つくば市茎崎地区にある貝化石や地層の観察、地形の成り立ちを解説することになりました。
つくば市茎崎地区は谷田川や牛久沼が広がる自然豊かな地域でネギ栽培が有名です。
実はネギの栽培が盛んな理由の1つに、この地域の地形が関係しています。
茎崎地区には台地と谷田川周辺の低地が広がっています。
この地域はかつて暖かい時期に海が広がり、海底砂や泥がたまりました。
そして寒い時期には海面が下がり海底が露出し、川によって谷田川周辺が削られ、低地ができました。
肥沃で水もちの良い低地では水田が広がり、水はけの良い台地の上にはネギなどの畑が広がっています。
大地の面白さを感じられる自然豊かな茎崎地区にぜひ遊びにきてください。
(参考)
・六斗ジオサイト:https://www.tsukuba-geopark.jp/temporary/page000097.html
⚫︎清掃の様子