2022年12月1日(木)に、市民活動部会のネットワーキング事業で那須烏山ジオパーク構想を訪問しました。市民活動部会は、筑波山地域ジオパーク推進協議会に所属する3部会の1つです。ジオパークに関わる市民活動の促進や他のジオパークとの交流のため、部会員向けのミニジオツアーや、他ジオパークとのネットワーキング事業を行っています。
活動の1つであるネットワーキング事業は、他のジオパークと交流を図り、お互いの活動について意見交換することを目的とした事業です。2020年度は秩父ジオパーク、2021年度は銚子ジオパークを訪問しました。今年度は市民活動部会に所属する部会員をはじめ、協議会事務局や教育・学術部会、認定ジオガイドを含めた28名が日本ジオパーク認定を目指している那須烏山を訪問しました。
龍門の滝、太平寺では、「なすからジオの会プローチェ」の方にガイドをしていただきました。龍門の滝の近くにある龍門の滝観光案内所(ビジターセンター)は、那須烏山市まちづくり課の補助事業の採択を受け、会員の皆さんで観光案内拠点として整備したそうです。ここでは、1千万年~1千2万年前の化石が発掘されており、かつては海であったことがわかります。
山あげ会館では、「那須烏山ふれあいガイド」の3名の方にガイドをしていただき、1979年に国指定重要無形民俗文化財、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された烏山の山あげ行事である「山あげ祭り」について、展示物や映像、ミニチュアを通して見学しました。「山あげ祭り」は460年以上の歴史を誇り、疫病退散として始まったそうです。
交流会では、なすからジオの会の活動や那須烏山の協議会の運営及び活動内容について質問させていただきました。また那須烏山の方から、筑波山地域のガイドの活動や認定制度についての質問が挙がり、お互いの課題や方向性について意見交換をすることができました。
今日のネットワーキング事業で得た経験を、今後の活動に生かしていきたいです。