笠間市立岩間第三小学校の六年生が「新たな体験活動」の中で筑波山地域ジオパークの筑波・鶏足山塊ゾーン(筑波山エリア)に学びにきてくれました!
「新たな体験活動」は茨城県教育委員会が実施している体験活動プログラムのモデル事業です。
児童・生徒が自ら課題をもち、解決に向けて行動する力やコミュニケーション能力の育成につながる体験プログラムとして実施されています。
岩間第三小学校では、児童が筑波山地域ジオパークのまち映画「いしつちみずと、だいちのこえ」を鑑賞し、調べてみたいと思った場所を選び、実際にジオパークに学びに行く体験活動を行いました。
筑波山地域応援まち映画「いしつちみずと、だいちのこえ」
ジオパークは大地と自然、人々の暮らしの関係がわかる場所です。
児童が訪れた筑波・鶏足山塊ゾーン(筑波山エリア)では、筑波山を登山することで、筑波山の成り立ちや地球規模で起こる気候変動、筑波山で古くから育まれれた山岳信仰を学ぶことができます。
弁慶七戻り(奇岩)
登山道には様々な奇岩があります。
この岩について考えると、筑波山の成り立ちや筑波山が綺麗な形をしている理由を知ることができます。
山頂からの景色
関東平野を一望できます。
霞ヶ浦や牛久大仏、東京スカイツリーを見ることができます。
ブナ
山頂付近で見られるブナ林は、約2万年前の氷河期の生き残りと言われています。
スダジイ
本来温暖な地域の海岸近くでよく見られる樹木です。
約7,000年~6,000年前の温暖で、海岸線が今よりも内陸にあった時代に、筑波山塊まで分布を広げたと考えられています。
筑波山神社(中腹にある拝殿)
筑波山は古くから山岳信仰の対象や神仏習合の霊場とし多くのて人々が訪れてきました。
今回は筑波山地域ジオパーク認定ジオガイドと児童が一緒に筑波山を登山しました。
登山の中で見られる石や植物、建物などを一緒に観察して、児童が自分自身で学ぶお手伝いをしました。
普段生活している場所では見ることのできない景色が広がり、児童にとって学びの多い時間になりました。
今回の新しい体験活動を通して、児童がこの地域の素晴らしさに気づき、大切にしていきたいと思う心を持ってくれたら嬉しいです🤗