2023年1月24日に、筑波山地域ジオパーク6市議会議員連盟協議会研修会が実施されました!
この協議会は、筑波山地域ジオパークを構成する石岡市、笠間市、つくば市、桜川市、土浦市、かすみがうら市の正副議長が、6市の連携を強化し、ジオパーク活動を通じてさらなる地域の活性化を図るために、2018年に設立したものです。
今回の研修会では、笠間市の石切山脈で日本の近代化を支えた採石業と採石跡地の保全についての視察が行われ、その後、笠間公民館にてジオパークを活用した教育についての講演がありました。
講演では、北海道の三笠ジオパークの下村事務局長より、ジオパークとは単なる「地質公園」ではなく、地域の「当たり前」を深堀することで、地域の「宝」を再発見するプログラムであるとのお話がありました。三笠ジオパークは、教育と観光を結び付け、「1億年時間旅行」として教育旅行を推進しており、コロナ禍の中も来訪者数が伸びているとのことでした。
続いて、筑波山地域ジオパークの小野専門員から、筑波山地域における教育の取組について話がありました。小・中学校の理科の教科書でジオパークが紹介されるようになっていること、科目横断型の総合学習で注目されていること、筑波山地域で進められている出前授業や現地学習など、これまでの取組が紹介されました。
ジオパークは日本に46地域あり、今回のように自分の地域とほかの地域を比較することで見える「日常の魅力」があります。私たちも研修を通じて、筑波山地域の「宝」は何か、ジオパークをどのように活用していくかを改めて見直す良い機会となりました!