2023年3月4日(土)に、自然環境教育事業ツアーで認定ジオガイドが案内をしました。このツアーは、つくば市環境政策課が行っている事業で、つくば市周辺の自然環境について関心を持ってもらい、環境保全意識の向上に貢献することを目的として実施されています。今回はつくば市ジオパーク室と共同で計画し、5名の認定ジオガイドによるガイドのもとツアーを行いました。
初めに、森林総合研究所に訪問し、森林総合研究所の八巻氏に『筑波山周辺の自然の歴史と生物多様性』について講演していただきました。森林文化を育み、持続可能な循環社会を目指すためには、生物多様性を理解し保全することが重要であると学びました。
次に、土浦市にある上高津貝塚ふるさと歴史の広場に移動し、ジオガイドによる案内のもと貝層断面展示施設で貝塚の役割や位置付けについて学びました。この貝層の断面は、約400年にわたって人間によって捨てられた貝によってでできているそうです!
展望デッキでは、貝層が広がっていることが確認できます。昔はその先に海が広がっていたそうです!
次に広場へ移動し、自然に広がる音について聞く『音を聞こう』の体験を行いました。実際にカラスの鳴き声や水の音、風の音など、様々な音が聞こえてきました👂
宍塚大池では、大池の名前の由来や大池の水がどこから来たかを学びました。また、参加者全員で双眼鏡を使用し、『水鳥の観察』を行いました!
コンチャンの森では、『生き物探し』を行いました!ミミズやクモなど、様々な生き物に遭遇することができました🐜
最後に、『自然農田んぼを観察』しました。カエルの卵の塊やオタマジャクシを見つけることができました!
今回のツアーでは、4つの『体験』を交え、自然環境について参加者に学んでいただきました。普段何気ない自然の風景に、実は歴史や生き物などの生態系が広がっていることを少しでも知っていただき、地域資源である自然を守りながら次世代につないでいただけたら幸いです。