10. 閑居山・権現山(かすみがうら市)

10. 閑居山・権現山(かすみがうら市)

『10. 閑居山・権現山(かすみがうら市)』の画像

 

 

閑居山の中腹には筑波花崗岩が広く露出する。

その急峻な岩肌の表面には、鎌倉時代に彫られた百体磨崖仏が見られ、茨城県指定の文化財になっている。

また、付近にはスダジイやカシ、モミなどの天然林が広がり、ハイキングコースになっている。

 

権現山にある御野立所の石碑下には、長径が最大50cmほどのチャートの小岩塊を挟んだ泥質ホルンフェルスが露出しており、海洋プレートの沈み込みの伴う付加体の形成過程を学ぶことができる。

筑波変成岩の中にこうしたチャート岩塊を含むものが見られる場所は珍しい。

 

  • P-74
  • 2016年5月26日
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